境制覇の旅・東北編〜その1〜

さて、魹ヶ崎。キャンプ場の駐車場に車を停め、いざ本州最東端の地へ。魹ヶ崎灯台まで約4kmの道のりである。
のっけから急勾配の登り坂。海岸沿いの山道をちょっと進んだだけで海面は遙か下に。息が切れ、汗が噴き出す。しばらく登り続けてやっと勾配がゆるくなってきた。脇の道標に目をやる。
はっ!まだ300mしか進んでないのか!あと3.5kmもある…。感覚的にはもう1kmくらい過ぎた感じなのに…。
しばらく歩いて、やっと1km進んだかな?と道標を見る。が〜ん。まだ500m…。かなりキツイ。
そんなこんなを繰り返しつつ、行けども行けども灯台は見えず。残り0.3kmまで来てもまだ見えず。そして分かれ道。とりあえず本州最東端の碑に向かう。視界が開けたと思ったら、そこは海岸沿いの岩場。やっと到着だ〜。そしてここでようやく灯台が見える。
そして灯台に向かい、付近を散策。ちょっと休憩した後、4kmの山道を戻る。へとへとになりながらも車にたどり着く。日が落ちる前に帰れて良かった。そして着替えをしながら思いました。もう歩きたくない…。


↓本州最東端の碑。たどり着くまで大変だった…。


↓魹ヶ崎灯台。ホントに直前まで見えなかった。



そしてひとまず宮古へ向かう。途中の道をふんふんふん〜♪と流していると、後ろからバイクが2台来た。抜かれてたまるかっ!とばかりにスピードアップ!バイクはついてくる。しかし、前には先行車が。そのとき分岐点。右なら海沿いをまわり集落の中を通る道。左なら山の中を通る道。どちらでも行けるが、ナビの案内は左。距離も左の方が若干少なそう。ここは左へGo!先行車は右へ。バイクも右へ。チャ〜ンス!!しかし左の道はカーブが多く、意外に進まない。ドライビングテクニックを駆使し、コーナーを攻める!攻める!攻める!!そして下りきったところで合流点。バイクの姿は…ない。果たして勝ったのか?負けたのか?と思いつつ国道との交差点で信号待ちをしていたら、後ろからバイクが2台。やった!勝ったぞ!!


満足感に浸りつつ道の駅みやこへ到着。休憩がてらおみやげを物色した後、汗を流すべく、極楽湯八戸店へ。脱衣所で服を脱いでいるときにふと気づく。はっ!ここはシャンプーの類が備え付けられていないではないか!が〜ん。こんなことならお風呂セット持ってくるんだったなぁ。仕方がないので汗だけ流して湯船でゆっくりする。
風呂上がりには恒例のマッサージ。担当は若いにーちゃんだよ。ねーちゃんが良かったのに…。


八戸を後にし、ここから改めて都府県境制覇の旅がスタート。淋しげなR340を南下して岩手へ。その後R4を北上して青森へ。近くには青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道の境の駅となる目時駅がある。せっかくなので立ち寄る。すでに終電の時間は過ぎていたが、無人の駅には明かりがついていた。さっそく構内を探索。ホームで写真を撮り、車に戻ろうと階段を下りていると、突然ガシャンと音がして照明がすべて落ちた!!うぎゃあ、何も見えん!!懐中電灯も携帯も車の中だぁ!!!手探り状態でなんとか車まで戻る。ふぅ。


目時駅。このときはまだ明るかったのだ…。


そして今夜の寝床、道の駅さんのへ。着いたはいいが、ガソリンの残りに不安を覚える。行程表と地図とスタンド一覧をにらめっこしつつしばし検討。う〜んギリギリ。安心するため、10kmくらい先にあるスタンドで給油して戻ってくる。これで明日は安心。

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  パラダイス銀河 song by Hikaru-Genji