トロッコで海を渡ってきました。

トロッコ列車なのだ。

早朝から車を走らせ、瀬戸大橋の玄関口児島駅に到着。瀬戸大橋を電車でも渡ってみようという粋な計画を実行すべく、1日500円の駐車場に停める。朝からルンルン気分で駅へ向かおうとしたそのとき。


「…免許がない…」


ふとズポンのポケットに手をやったとき、あるはずの免許がないのだ。車にとって返し、半泣き状態?で車内をあさる。「ないないないない…。」この先免許不携帯状態で運転か…?それとも車を停めっぱなしで新幹線で帰るか…?などと考えながら十数分。


「…あったよ…助かった…」


助手席のドアとシートの間に挟まってました。昨日寝ている間にポケットから脱出したらしい。よく落ちなかったもんだ。なんと自分さわがせな私。


気を取り直して駅へ向かい、瀬戸大橋トロッコ号の切符を購入。吹き抜けの車両で瀬戸大橋を渡ることができるのだ。


発車時間まで1時間半ほどあるので、瀬戸大橋架橋記念館を見学。なんと、外階段で建物の屋根の上にのぼれちゃうんです。ちなみに屋根の形はドーム型(!!)。雨の日には滑って危ないだろうと思いつつ、360度の眺めを楽しむ。
中は瀬戸大橋をはじめとした世界の橋のオブジェが展示されていました。
といいつつも広くないので30分くらいで見学終了。通りを挟んだ公園にはいろいろな形の橋が実際に渡れるようになっている。うまく通ればすべての橋を一回だけ渡ることができるということで、早速チャレンジ。
なになに…。危険なので通行禁止。見ると、アスレチックみたいな網の橋があるじゃないか…。通行禁止じゃなくったってデジカメ片手にそんなの通れるかいってんだ。
それでも渡れる橋はすべて渡って、駅へ戻る。


ホームに行くと、すでにトロッコ列車が到着している。さっそくデジカメで撮影。そのうちに時間になっていざ出発!
風が吹き抜けるため、とても気持ちいい。あっという間に瀬戸大橋にさしかかる。
列車の床にガラス張りになっている部分があり、そこから海が見えるようになっているのだ。瀬戸内海の島々と、橋の下を通る船と、四国に向かってのびるレールが何ともいえぬワクワク感を醸し出してくれるのだった。


宇多津でトロッコ列車を見送り、高松に向かう。目指すは讃岐うどん。あらかじめ調べておいた駅前の店に入り、「うどん雑炊」を注文。あつあつのうどんと雑炊が同時に楽しめる一品なのだ。注文すると店員さんが確認する。「すんごく熱いですけどよろしいですか?」ここまできて引き下がるわけにはいかないので了承する。そして私はタオルを取り出し、準備万端。数分後目の前に出てきたうどん雑炊はなんと沸騰(!!)している。何度もふぅふぅして口に入れる。案の定口の中をやけどする。汗をふきふきなんとか平らげる。熱かったけどうまかった。
ついでに高松シンボルタワーの展望台で休憩し、電車で再度瀬戸大橋を渡り、児島駅へ帰還。今度は車で瀬戸大橋を渡って四国へ。


セルフのスタンドで給油して驚いた。ハイオクでリッター114円。周辺のスタンドは表示価格でレギュラー112円なのに。しかも窓ふきタオルまで準備してあってサービスも○。四国バンザイ!セルフスタンドバンザイ!


あとはひたすら海沿いを佐田岬にむかって走る。
走るのはいいが、コンビニが全くない。国道沿いなのに。夕飯も明日の朝食も買えないまま、本日の寝場所、道の駅「瀬戸町農業公園」に到着してしまう。
しかたがないから、寝ましょう。

Today's favorite song :
  瀬戸の花嫁 song by Rumico Koyanagi