ほっかほっかの北海道。〜その４〜
そんなこんなで北海道も最終日。今日は移動Onlyの一日となる。
朝、釧路を出発。特急スーパーおおぞらにて札幌へと向かう。途中、一昨日立ち寄った池田駅のホームに降り立つ。実は朝食としてあらかじめ「池田ステーキ弁当」を頼んでおいたのだ。
この弁当は、一応池田駅の駅弁という扱いなのだが、完全予約制となっており、駅の売店や車内販売では一切売って無い。しかしながら、特急列車に限りなんとホームまで届けてくれるのだ。したがって、できたてのほやほやを車内で頂けるのだ！
かわいいお嬢ちゃんに代金1050円を渡し、弁当を受け取る。できればお嬢ちゃんまでお持ち帰りしたかったが断念（爆）。
さっそく腹ごしらえ。美味いと評判のステーキ弁当のお味は？
ふたを開けたとたんにうっすらと湯気が立ちのぼる。う〜ん美味そう。特製ソースをかけてお肉を口に。お肉は赤ワインに漬け込んでいるので、とってもジュ〜シ〜＆やわらか〜。
10分もかからずにペロりんちょ。満足でぇ。
腹を満たしたところで車窓の景色を楽しむ。と、隣の席のご婦人がいきなり話しかけてきた！やばい！私にはご婦人と対等に渡り合うだけの力はないのだ！！案の定相手のペースに巻き込まれつつ楽しく（！？）トーク。
このご婦人、とても顔が広いらしく、仕事やプライベートでけっこう全国でかけるらしい。なんでも、知り合いの社長さんがそこかしこにいるらしいのだ。セレブなのかと思いきや、宿に安く泊まれるウラ技とかを教えてもらったりして、へぇ〜〜な感じ。しかし素性は？？？
札幌に到着し、早速昼飯。おいおい、ステーキ弁当食ったばっかだろと思ったあなた。北海道をナメちゃいけませんぜ。
池田で弁当を受け取ったのが9:47。札幌到着が12:14。特急でもけっこうかかるのねん。函館行きの特急まで１時間。この１時間で昼飯をすませなければならない。背に腹はかえられず、コインロッカーに荷物を預けて札幌の街へ。目指すは時計台ラーメン。特大チャーシューが器を覆い隠しているラーメンを食すのだ。
駅から店まではちょっと距離があったが無事発見。早速注文。特大チャーシューを３枚使って見事に覆い隠してある。すげー。
ちょっと急ぎめでラーメンを平らげ、駅へとんぼ返り。無事函館行きの特急北斗に乗車。
お隣の席はイマドキの（おそらく）女子高生。さすがに話すことはなく（爆）。読書にふける。そしてそんなとき、登別にてこの旅最大のアクシデントが私を襲う。
列車が信号故障で動かない〜〜〜〜〜！（泣）
なぜなら、本日中に帰着するためには、函館にて３分の待ち合わせで特急白鳥に乗って北海道を脱出し、八戸にて最終の東北新幹線はやてに乗りつがなければならないのだ。したがって、少しでも函館到着が遅れれば、新幹線が深夜に動かない限り東京にはたどり着けないのだ。
結局２時間遅れで7時前に函館到着。ジョウダンジャナイヨ〜。ヤッテランナイヨ〜。（byラモス）
駅員の説明によれば、北斗星４号で振り替え。っておい、函館発0時近くじゃないか！それまで何してろってんだよ。しかも後続の列車全部遅れてんだぞ。何時に到着するか分かったもんじゃない。それより明日仕事なんだよ。どうしてくれるんだ。
このまま待っててもしかたがないので、荷物をコインロッカーに預け、駅の本屋で今夜の飯どころを探す。そして雨の中、夜の函館をさまよう。服も靴もびしょぬれになりながらやっとのことでお目当てのハンバーグ店を探し当てる。外から見たらやってるかやってないかわからん店だ。ていうか、そもそもハンバーグの店ということすらわからないような店。中を覗くと、意外に客がいる。席につき、チーズハンバーグのセットを注文。店のマダムに「お時間ちょっとかかりますがよろしいですか？」と問われる。どーぞどーぞ、時間ならたっぷりありますので。
ハンバーグをとってもおいしくいただいた後、雨の中を駅に戻る。駅中をぶらついたあと、臨時の列車ホテルへ。適当な席を陣取り、仮眠。
0時半頃、北斗星４号が到着したので乗り込む。２段式寝台の上段にもぐりこむ。行きのA寝台とはエラい違いだ。
翌朝、さっそく食堂車グランシャリオへ。列車が遅れているため、和朝食は用意できないとのこと。（仙台で材料を積み込むため、通常なら朝食開始時間に間に合うのだが、この時点でまだ仙台に到着していなかった）ま、どちらにしろ洋朝食を食べようと思っていたから良いのだ。
朝食後は、寝て起きて寝て起きての繰り返し。ヒマ〜。ああ、新幹線に乗りたかった…。
大宮で北斗星を見限り、湘南新宿ラインに乗り換える。やっとのことで13時頃自宅に到着。肉体的にも精神的にもすんげ〜疲れた。
結局１日余計に会社を休むハメに。一日損した気分で旅を終えました。
Today's favorite song:
ラーメン大好き小池さんの唄?V song by Sha-Ran-Q
