北陸雪紀行。〜その1〜

北陸を旅してまいりました。いやぁ、今年はなんと言っても雪が多い。雪のすごさをあらためて思い知らされた旅となりました。


今回の旅は「北陸フリーきっぷ」を使ってみました。北陸線の富山〜金沢〜加賀温泉と、高山線の富山〜猪谷、富山港線氷見線城端線七尾線がフリー区間となっており、特急自由席が乗り降り自由です。また、東京からフリー区間の往復に越後湯沢/長岡経由で上越新幹線・特急指定席が利用できます。このフリー区間すべての路線を土日の2日間で制覇しようというハードスケジュールを組んでいます。


さて、今回のスケジュールの都合上、土曜日の早朝にはフリー区間に到着していないとダメなことから、寝台特急「北陸」を利用することにしました。上野を23時過ぎに出発し、6時半前に金沢に到着するなんとも都合の良い列車であります。出発が遅いため、金曜日の夜はかなり余裕です。仕事から帰ってきて、腰のマッサージに行って、シャワー浴びて、夕飯食べてから出発できます。
みどりの窓口でB寝台個室ソロ上段を確保し、完璧です。


そして当日。仕事をしつつ、北陸地方の天気をチェック。このところ週末になると雪が降るのでちと心配。案の定、大雪の予報。JR東日本の列車運行情報をチェック。「降雪が見込まれるため、本日発車の寝台特急北陸は運休」。なにー!!!この計画どうしてくれるんじゃい!


こうなったら、上越新幹線で越後湯沢に行き、特急はくたかで北陸入りするしかないのだが、朝一の新幹線では金沢到着10時50分となるため、全然ダメ。とすると、最終のはくたかで北陸入りし、1泊しなければならない。逆算すると、東京発20時過ぎの新幹線に乗らなくてはならない。うぎゃあ。


仕事を定時で終わらせ、家までダッシュ。土曜日に宿泊する富山のホテルに連絡を入れ、追加で部屋を押さえる。あぁ、寝台特急が運休しなければ宿代が浮いたのに…。
マッサージもシャワーも夕飯も時間が無くてダメ。とにかく東京駅へ急ぐ。
みどりの窓口できっぷの変更…しようとしたが、新幹線の指定席は満席。スキーシーズンだからな…。はくたかの禁煙指定席も満席のため、とりあえず喫煙席の指定券を発行してもらい、新幹線ホームへ。
自由席乗車口にはすでに長蛇の列。急いで列に並ぶ。ドアが開くと同時に車内に人が流れ込む。2階建て新幹線車両のため、2階席は座れないだろうと予想し、1階席へ。無事に席をゲット。ふぅ。


越後湯沢にて特急はくたかに乗り換え。新幹線ではわからなかったが、雪が降っておりホームは真っ白。指定席券は持っていたが、やはり喫煙席は遠慮させていただき、自由席へ。こちらは難なく席を確保。


はくたかは快調に飛ばす。途中経由する北越急行ほくほく線内は140km/hの高速運転が可能となっており、とても快適。ほとんどトンネルだから雪の心配もないし。…と思っていたら意外な落とし穴が。ほくほく線区間も終わりにさしかかり、列車のスピードが落ちる。そして車掌のアナウンス。「風速20km/hを越えたため、25km/hで徐行運転を行います。」トンネル抜けたら盛り土区間のため、風の影響をモロに受ける。いなほみたいに転覆してもらっても困るのでしかたない。140km/h出せるところを25km/hまで落としたため、ちょっとの距離にもかかわらず30分遅れ。結局富山到着は日付が変わるちょっと前。無事ホテルにチェックイン。
明日は6時過ぎの列車に乗るため5時起きじゃ…。

Today's favorite song:
  雪国 song by Ikuzo Yoshi