北陸雪紀行。〜その２〜
早朝６時ちょっと前にホテルを出発。富山駅のみどりの窓口で加賀温泉〜九頭竜湖の往復乗車券と福井〜加賀温泉の自由席特急券を購入。加賀温泉から先は北陸フリーきっぷのエリア外なので別途きっぷが必要なのだ。
サンダーバード6号にて金沢へ。雪の影響か、途中駅でオーバーラン発生。運転手さんも大変だわさ。金沢で雷鳥8号に乗り換え。そのままサンダーバードに乗ってても良かったんだけど、加賀温泉通過しちゃうんで。で、加賀温泉にて雷鳥を下車し、後続の普通列車へ。特急乗っても普通乗っても次は同じ列車なのでね。そして福井に到着。
福井からは越美北線にお乗り換え。越美北線は台風で橋が流されてしまったため、途中越前東郷〜美山間に代行バスが走っている。
越前東郷駅でバスに乗り換え、道路を走る。途中吹雪になったり、晴れたりを繰り返しながらバスは進む。窓から川を見ると、線路が無く、橋脚だけが残っている。冬の間は復旧工事できないだろうし、大変だなぁと思いつつ。途中、路線バスとすれ違う。同じ道を代行バスと路線バスが走っているのだが、うまくやっていけてるのであろうかと疑問に思いながら美山駅に到着。
またまた列車に乗り換え、九頭竜湖に向かって列車は進む。前を見ると、線路が雪で埋まっているではないか。線路も見えないのに列車は進む。雪国のローカル線は違うなぁ。都会なら絶対運休だろ。
そろそろ終点九頭竜湖に近づくころ、列車はトンネル区間に入る。まっすぐなトンネルなのだが、異様に長い。正面に出口の光が見えてはいるが、どこまで行っても点のまま。いや、ホントに点のまま。なげ〜。
↓九頭竜湖駅。雪が降っていた…。
↓代行バス。列車の代わりなので、駅にしかとまりません。
九頭竜湖駅でそのまま折り返す。帰り道、運転手さんが話しかけてきた。しばらく世間話につきあう。
- この長いトンネルは5251mある。
- 線路が雪で見えなくても走行には問題ないが、ブレーキはやはり気を遣う。
- 越美北線イチの絶景ポイント紹介。紅葉の季節はすばらしい景色が見られるそう。ただし、紅葉の季節以外は…。
- 倒木が多々あるので、車内にチェーンソー常備。おそらく越美北線だけであろう。
- 清水國明はこの辺の出身。
その他いろいろ話している間に越前大野駅に。乗客が増えたため以後はお互いおとなしく（爆）。
代行バス、列車と乗り継ぎ福井駅へ。すぐのサンダーバードで和倉温泉へ…。のはずが、なぜか30分後発のしらさぎ53号のほうが先の発車表示。改札口のおねぃさんに聞いてみると、雪の影響でサンダーバードが遅れているそうで。琵琶湖周辺は大雪みたいです。
しかたがないので駅の売店でおみやげとお弁当を購入し、30分遅れのサンダーバードに乗車。金沢を通り、七尾線の和倉温泉へ。
和倉温泉駅は、JR西日本とのと鉄道で共有している駅なのだが、JRの普通列車は一つ手前の七尾駅まで。七尾駅から先はすべてのと鉄道の列車である。したがって、和倉温泉駅のJRの管轄は特急列車のみという何とも不思議な駅。もちろん、改札も特急のみしか行わないため、特急列車がいないときはフリーパスらしい。
列車の遅れでうまい具合に接続時間が調整され、そんなに待つこともなくはくたか19号に乗車。金沢で方向転換し、高岡へ。高岡からは氷見線に乗車し、終点氷見で折り返す。高岡に戻り、こんどは城端線に乗車し、終点城端で折り返す。またまた高岡に戻る。そしてこんどは路面電車の万葉線に乗るべく、JR駅前の乗り場に向かう。そろそろ夜も微妙な時間。終点まで行って折り返さなかったらどうしよう…と思いつつドキドキしながら乗車。道路の真ん中を走る区間と、専用線を走る区間と、いろいろあって終点越ノ潟。運賃350円。小銭がなかったので1000円札を両替…。両替機の使い方がわからん（泣）。缶に筒がとおっていて、札を入れるところがないなぁと思っていたら、運転手さんが1000円札を受け取り、缶に付いているレバーを２回引く。100円玉が10枚。で、100円玉を1枚、筒の中に投入。50円玉と10円玉に両替。おぉ、面白い。どんな仕組みになっているんだろうと思いつつ、料金箱に350円入れ、下車。そしてすかさず乗車（笑）。無事折り返してくれました。（実は終電でした。あぶね〜）
そして富山に向かおうと、JRの改札口へ。うわー、列車遅れとる。定刻なら万葉線に乗る前に発車しているはずのサンダーバードがまだ到着していない。しかも、さらに30分くらい遅れるとのこと。時間をつぶしつつ30分すぎてからホームへ。外は吹雪。しかし、なかなか来ない。都会暮らしの人間には雪国の寒さはつらすぎる〜ぅ。
結局凍えるホームで15分くらい待ち、富山のホテルへ帰ってきたのでした。
うぅ、明日も早い…。
