続・峠の我がCar。

石榑峠の石の門

そして朝。R421を東に向かって走る。川沿いのイイ感じの道をゆったり走る。そしていきなり道は細くなる。前を行くトラックについて行く。周辺は工事中ですれ違いポイントは皆無。ガードレールもないため、一歩間違えば真っ逆さま。すいすいっとトラックは走る。ただ対向車が来ないことだけを祈る。
工事エリアの終わりでトラックは現場に停車。それからは1台のみで峠道をのぼっていく。
そして頂上。ここは石榑峠。いしぐれとうげと読む。ていうか読めね〜よ!
前に立ちはだかるのは石の門。その幅2.0m。こすらないように慎重に抜ける。ミラーギリギリだよぉ。3ナンバーの幅だったらミラーたたまないとムリだね。門の先は急勾配の下り坂。道幅2.0m。ガードレールなので石門よりは圧迫感がないぶん抜けやすい。とか言っているうちに、またさっきと同じ石門が。慎重に抜ける。一息ついていると、前から軽自動車が。幅2.0mエリアで来なくてホントに良かったよぉ。


名古屋を抜けて一路東へ。岡崎でガソリンを補給し、豊川を抜け、R362本坂峠へ。峠の下は有料の本坂トンネルが抜けているが、そんなところを行くわけがない。
幅は狭いが、しっかり舗装されており、カーブと直線も適度によいバランスである。峠初心者にとっては、すれ違いポイントを判断するのにオススメの峠であるという印象。逆に言えば峠中級者以上では物足りないということである。


浜名湖の北側を抜け、R362をすいすいっと走る。目指すは大井川。水窪方面行きの県道分岐からとたんに幅が狭くなる。川沿いをうねうね走る。うねうね走る。うねうね走る。…どこまで続くんだぁ…。20km以上うねうね走ってやっと大井川へ。大井川鉄道千頭駅にある道の駅奥大井音戯の里で休憩。この前は鉄道で通り過ぎただけだったが、今回は車で。


駅前の案内板を見ると、大井川鉄道の終点井川駅を経由し、峠をいくつか通過して戻ってくるルートがあるではないか!さっそく出発。カーナビは戻れ戻れうるさいが、無視。
細い山道を10kmくらい走り抜け、まずは井川駅前通過。ここからはバス通りである。バス通りといっても、峠道であります。細いしカーブキツイし。こんなところをよくバスが通るなぁと思いつつもまた10kmくらい車を進める。
バス通りからはずれ、千頭方面に向かう道へ。さらに道は細く、勾配がきつくなる。おまけにカーブミラーがない。すれ違いポイントもない。ワクワクするが対向車が来たらヤバイ。このドキドキ感がたまらんのである。…が、R362にぶつかるはずが全然ぶつからない。20kmくらい走ってやっとR362へ。


ナビで確認すると、千頭までさらに15kmくらい。なかばヤケになりつつもR362を進む。まわりは茶畑。さすがは静岡。前を見ると急斜面に段々になっている茶畑。…ん?今走っている道が茶畑の間を通っているのか?運転席から見えないくらい上までつながっている…。勾配表示はのぼり15%。10m進む間に1.5mものぼるという超急勾配。エンジンを吹かしながら登り切る。のぼりだから面白いが、くだりだったらちょっと怖いかも。


そして千頭駅近くへ。さすがに元来た道を引き返したくはなかったので、そのまま川沿いを南下。適度にうねうねして島田へ。本当はもう一日走る予定だったが、1日で100kmくらい峠を走ったら、さすがにもうお腹一杯になったので帰りましたとさ。

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  だってそうじゃない!? song by LINDBERG