信州乗りつぶし。〜その2〜

さて、dreamネタも一段落したところで、信州乗りつぶしレポの続き。
早朝、松本を出発。飯田線に乗るために辰野へ向かう。しばらく待って飯田線に乗り換え。
…土曜日だってぇのに高校生で超満員。せっかくのんびり朝飯でも食べようと思ってたのにぃ。
飯田線JR東海の管轄。乗り放題きっぷがなければなかなか乗れない路線なのだ。


伊那市で高校生が降りて一気に車内が空く。やっと飯にありつけたよ…。
のどかな田園地帯を走り抜け、天竜峡駅で乗り換え。ここからは天竜川沿いの秘境を通るため、運転席の後ろでかぶりつき。左はそそり立つ絶壁、右ははるか下に天竜川の谷。幾多のトンネルとカーブを通り抜け、中部天竜駅に到着。


ここ中部天竜駅には、佐久間レールパークという鉄道の資料館が併設されていて、入場料はなんとタダ!(ただし、きっぷを持っていることが前提。列車を使用せずに来た場合は、入場券を購入すべし。)
なかにはジオラマやら昔の機械やら、車両やらがいっぱい。2階にはプラレールがどっさりあって、お子様が自由に遊べるようになっております。
ちょうどお昼時なのでお食事。猪丼を食す。まぁ、合格点。ちょっとかためのお肉でした。


佐久間レールパーク中部天竜駅構内にあります。


↓中にはプラレールいっぱい。子どもは喜ぶ。


そして、飯田線といえば秘境駅の宝庫。豊橋行きの列車が来ないので、ちょっと戻って小和田駅に向かう。皇太子妃雅子さまの旧姓と同じ名前の駅(よみは「こわだ」なのでちょっと違うが)のため、一時期はすごいブームだったらしいが、この駅は列車でしかたどり着けない駅のため、今は荒れ放題。とはいえ、獣道を1時間ほど歩けば集落に出るみたいですが。


小和田駅。さびしいよぉ。


小和田駅は3県の境界にあるのだ。


カップルで座ると幸せになれます!?


壊れかけの駅舎と、壊れた自販機と、水量豊かな天竜川の見事な景色。
一緒に駅に降り立った見知らぬお兄さんと交流。「シャッター押してもらってイイですか?」いいですよぉ〜。「ここよく来るんですかぁ?」いえいえ、はじめてですぅ。よく来られるんですかぁ?「いやぁ、わたしもはじめてなんですよぉ」なんてやってたら豊橋行きの列車が到着。


長い間飯田線に揺られ、豊橋から東海道本線で岡崎へ。岡崎から愛知環状鉄道にのりかえ。時間が迫っていたのできっぷを買わずにとりあえず乗り込む。この愛知環状鉄道、ほとんど単線なのですが、用地だけは複線分確保してあるという面白い路線。儲かったら複線化するのかもしれないが、儲かっていないだろうなぁ…。だって、ほとんど無人駅だし、車掌さんは一生懸命車内改札しているし…。いくらコスト削減とはいえ、車掌さん忙しすぎ。駅に着いたらドア扱いしなきゃいけないし、無人駅では出口まで走ってきっぷのチェックしてるし…。無人駅から乗って無人駅で降りる場合、ホームで精算してたら時間通り運行できないよ…。ラッシュ時なんかどうしてるんだろ。
私もしっかり車内改札をすませ、八草駅で下車。愛知万博で活躍したリニモに乗車。後ろに並んでいた少年よ、すまぬ。前の展望席はこの私が頂いた。関東の田舎もんに観光させてくれ。
リニアモーターだから乗り心地がすごくイイもんだと思っていたら、普通の電車並みに揺れるのね。夕暮れの街をリニモは自動運転で走る。終点一つ手前の駅で職員のおじさんが運転席へ。あ、運転台のカバーをオープン。運転台見ちゃった。おじさん、手動運転に切り替えるのかと思いきや、とくに何もせず運転席に座ったまま。もう少しで到着というときに、マイクで案内放送しておしまい。???よくわからん。


リニモ。結構な坂でも上れるみたいね。


終点の藤が丘駅で折り返す。出発を待っていると、さっきのおじさんがまた乗り込んできて、運転台を開けて出発準備。チャ〜ンス!!おじさんにお願いして運転台を撮影させてもらう。


リニモの運転台。普段は自動運転だからみれないよん。


おじさんは一駅だけ乗って下車。闇に包まれた街中を走って八草駅へ戻る。愛知環状鉄道に乗って高蔵寺駅へ。中央本線で中津川駅岡谷駅を経由し、松本へ戻ってまいりました。


それにしても、飯田線は長かった…。

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  愛は勝つ song by KAN