信州乗りつぶし。〜その3〜

さあ、乗り放題信州の旅もいよいよ最終日。
松本電鉄線に乗って、乗鞍・上高地の玄関口、新島々駅へ。電車の中は地元民2〜3人の他はすべて乗鞍・上高地へ向かうハイカーの中年男女。電車に乗ることが目的の私はちょっと浮き気味…。
車内アナウンスでは、積雪のため、乗鞍へのバスが運休とのこと。もう雪が降ってるのか…。


ほどなく終点新島々へ。ほとんどの客はバスに乗り込み上高地方面へ。私は折り返し電車の改札開始までゆっくりする。


松本電鉄線終点、新島々駅


なーんてゆっくりしていたら、いきなり発車ベルが!!え?もうそんな時間?ひょえ〜〜。
ダッシュでホームへ走る。駅員さんから「急いで!」と怒鳴られる。ホームには両側に電車が止まってる。どっちだ?一瞬迷う。間髪入れず、駅員さんが「急いでください!!!」えぃ!!と左側の電車に飛び乗る。その瞬間ドアが閉まって出発。セーフ…。その後はしばらく放心状態…。


松本から長野へ向けて出発。
長野の前に、姨捨駅でちょっと途中下車。ホームからはすばらしい眺望。棚田が目の前にひろがっている。しばしボーっとする。


姨捨駅ホームから棚田の風景を臨む。駅長さんオススメ。


姨捨駅はスイッチバック駅。ホームの先は行き止まり。列車はバックする必要がありますね。
↓左手前が長野方向、左奥が松本方向、右手前が駅ホームなり。


次の列車で長野へ。ここから飯山線に乗り換え。あれ?越後川口行きのはずなのに、途中の戸狩野沢温泉行きになってる。戸狩野沢温泉越後川口行きに接続するのかな?ま、いっか。
発車時間間際になってアナウンスが。「土砂崩れが発生したため、この列車は戸狩野沢温泉止まりとなります。復旧の見込みは立っておりません。」なんだと〜〜〜!あわてて列車を降りる。予定がくるってもうたではないか。
飯山線の去ったホームで時刻表とにらめっこ。なんとか直江津周りで間に合いそうだ。信越本線直江津へ向かう。直江津で乗り換えるついでにお弁当を買い、ダッシュで乗り込み、犀潟駅へ。
犀潟からは北越急行ほくほく線。ほとんどまっすぐで、かつトンネル区間がほとんどのため、普通列車でも時速120kmをたたき出す。豪雪地帯だが、雪で不通になることはほとんどないらしい。
お弁当を平らげた後は、運転席にかぶりつく。通常、地下鉄等のトンネル内を走る列車は、車内の光が運転席に入らないように仕切りやカーテンでガードするのだが、ほくほく線はナッシング。踏切もないし、単線だし、少々見にくくても運転には問題ないのかも。


北越急行ほくほく線


ほくほく線十日町で降り、不通区間を迂回した形で飯山線に乗り換える。…って、乗り換え用の改札に人がいない。ほくほく線はJRじゃないから運賃払わにゃいかんのだが。スルーしちゃったけどいいのかなぁ。(良い子はきちんと払わなきゃだめだぞ。)


折り返し運転の列車は来たが、一向に発車しない。お〜い、いつまで待たせるのだ?乗る予定の上越線に間に合わなくなる〜。
やっと発車したが、そこは地方のローカル線。ゆったり走る。駅なんて乗る人も降りる人もいないのに止まる。誰も乗り降りしないんだったら通過して少しでも遅れを取り戻してくれよぉ…。


まぁ無事に越後川口に到着し、上越線に乗り換えられました。上越線の県境越え区間、越後湯沢〜水上間は列車の本数が少ないため、一本逃すと新幹線を使うハメになるので、間に合って本当に良かったわぁ。
本数が少ないだけあって、途中で登山客がしこたま乗車して満員に。水上で乗り換えたらさらに超満員。


高崎問屋町で折り返し、渋川から吾妻線に入る。終点の大前まで行く列車は一日5本。上越線越後湯沢〜水上間の普通列車は1日6本なのでさらに少ない。
前に座っていた女子中学生がめっちゃかわいかった。解散してしまったSweetSのマイちゃんに感じが似てて萌え〜。スカートが短くてぱんつが見えそうで見えなかった…(爆)。


そして終点大前。あたりはすでに真っ暗。ひょえ〜、本当に何もないさびしい駅。車掌さんがきっぷのチェックをする。ぽつんとある待合室は地元の少年たちが占拠。しかたなくあたりを散策…といっても何もないので列車に戻る。


↓真っ暗な大前駅。ほんとに何もない。


そしてえんえんと列車に揺られて帰宅。なんとか日付が変わる前にたどり着けた…。
飯山線、近いうちにリベンジしてやるぅ〜。

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  ミエナイツバサ song by SweetS